日本刀は古くからわが国が誇る鉄の文化財です。

四方山話16

2013年09月20日 更新

13.9.20-1「宗勉作」

 

支部交流が盛んに・・・

大げさでちょっと可笑しい感じがしないでもないが、静かに座して愛刀を鑑賞手入れするときの自分は大宇宙の中に一人という幸福感に浸る一時である。
多くの趣味人の中でも「日本刀」は特異な分野かもしれない。しかし、私の周りにはそういう仲間が揃っている。

今年一月に博多支部は九州ブロック大会の先陣を賜わった。お陰で会員間の纏まりが出来、各県各支部との連携が取れ交流会が盛んになってきた。最近は鑑賞刀の不足などもありマンネリ化する中で、大きく舵が切られようとしている。良い事だ。ブロック大会開催に当たっては、米田支部長とお付き合いの深い岐阜県支部近藤支部長の貴重な意見と協力があった。それが成功の一助となったと言える。

現在、佐野美術館で「生誕200年記念清麿」展が開催されている。その展示品が12月下旬から萩市美術館で展示される。早速、展示書籍を購入したところ写真技術の素晴らしさに驚いた。源清麿の特徴を余すところ無く拡大して写している。私など清麿は到底所持は適わないが、現代の清麿なら我々の身近に支部仲間で存在する。宗勉・昌親の親子無鑑査刀匠だ。その作品を頭に描きながらの清麿鑑賞は楽しいと思われる。
支部会員全員で萩展鑑賞旅行を宮下理事が立案中。待ち遠しい企画だ。