日本刀は古くからわが国が誇る鉄の文化財です。

四方山話37 「平成30年の終わりに」

2018年12月26日 更新

今年は色々な事がありました。多事、多難でした。
 
①一月十八日、彬子女王殿下御臨席の新刀剣博物館開館記念式典出席。

新刀剣博物館玄関に並び彬子女王殿下をお迎えする。
女王殿下のテープカットの後、第一ホテル両国に会場を移しての祝賀会、
かのような慶事に列席できるとは思ってもみなかったのに、永生きはするものである。

祝宴にも彬子女王殿下はご出席なされた。
女王殿下の父君は若くして御逝去された三笠宮殿下であらせられる。(通称、髭の殿下)
私は偶然だが福岡市博物館にて、悲鳴に近い嬌声に迎えられ、さっそうと入館される殿下を二階からそっとのぞき見たことがある。

今その髭の殿下の御長女であらせられる彬子女王殿下が私のすぐ近くで、グラスを手に酒井会長と歓談されている。一生に一度も有り得ない事を私は経験していた。
前日より上京していたので、全ての行事終了后、この日の夜遅く帰宅した。

帰宅後、緊張と感動がとけ、家内相手にいつまでも何事も、かに事も話しつづけた。
酒の精だが、涙ぐんでしまい、話せなくなった私に家内が一言、=よかったね=
そこで終わりにして、眠ることにした。

 

②公益財団法人 日本美術刀剣保存協会 第二回全国大会。

協会創立七十周年、たたら操業四十周年、記念の全国大会が、三十年十一月二十四日~二十五日 第一ホテル両国で開催された。
第一日目、17時より 祝賀式典、18時より 祝賀懇親会

一月に続き、彬子女王殿下御臨席の元、開催された式典、祝賀会に出席することができた。
女王殿下の御席は私のすぐ隣のテーブル、出席者多数でテーブル間が狭く、お声が聞えるのではないかと思う程で、まるで文字どうりの隣り合せで、ずいぶん緊張した。

両隣の田形さん、橋本先生と色々と話していたのによく憶えていない。
しかし女王殿下と合席のような(無礼千万ながら)座席位置をうらやましく思っている人も居るかも知れないと思うと、実に愉快で身の幸運をうれしく思った。
 
今年は多事、多難で有ったが、多難の方は全て省略して、一月と十一月の慶事のみで四方山話37を終ります。
よいお年を!!

来年の干支は =猪=
大森英秀の元気な猪図目貫です。
お楽しみ下さい。

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