日本刀は古くからわが国が誇る鉄の文化財です。

6月の鑑定、鑑賞会の報告

2015年07月03日 更新

5月9日の中国、四国ブロック大会への参加、14日には岐阜支部長の近藤氏による鑑定会に続いて、6月は本部刀による鑑定、鑑賞会と名刀に接する事ができました。

6月の鑑定会は14日に南区の市民センターにて本部の黒滝氏に下記の5振りを用意していただきました。

参加者は女性1名を含む博多支部員と筑後支部員4名と八幡支部1名の30名でした。

1号 刀  すりあげ  銘 国綱(古備前 重美)

2号 短刀  銘  吉光(粟田口)

3号 刀   銘  坂倉言之進照包 延宝八年二月吉日

4号 短刀  銘  国光(新藤五)

5号 刀   銘  水心子正秀  出研閃々光芒如花 二腰両腕一割若瓜

4号以外はさほど苦労せずに同然か当たりでしたが、4号は鑑定、鑑賞の機会の稀な名品のうえに寸延び先反りの姿、刃中に金筋もなく、しかも刃に沿い映り状に見えるものがあり、鑑定に迷いましたが、地鉄の良さは流石で総合的判断が試される品でした。

(武富記)

15.7.3-1